「麻生邸リアリティツアー国賠訴訟団」からの抗議声明

「麻生国賠」から声明をいただきました。ありがとうございます。3年前の麻生邸リアリティツアーでも不当な弾圧が発生しています。わたしたちは、こうした横暴を許さないものとして、警察および国家権力をしっかりと追求していかなければいけないと思います。

http://state-compensation.freeter-union.org/info/708/
◆2・20アメリカ大使館前不当弾圧への抗議声明◆

 2月20日沖縄県東村高江で強行されている米軍ヘリパット建設に抗議するアメリカ大使館申し入れ行動(主催「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」)において、二名の参加者が警察に連れ去られ身柄を拘束されるという許し難い暴挙が起きた。現在も二名の仲間は警察の代用監獄に入れられたままである。「麻生邸リアリティツアー事件国家賠償請求訴訟団」は、赤坂警察署による不当な弾圧に怒りを込めて抗議の意を示し、警視庁・裁判所に対し不当に拘束されている二名の仲間の即時解放と不当逮捕への謝罪を要求する。
 公安条例の違憲性を訴える麻生国賠訴訟団は、2月20日アメリカ大使館申し入れ行動にあわせたアメリカ大使館前を通るデモ申請をめぐる事態を注視していた。
 アメリカ大使館前を通るデモコースは警視庁愛宕署にいったん受理されながら、直前になってアメリカ大使館前を迂回するコースへと変更を強いられた。
 警視庁-都公安委員会がデモの出発地点・米大使館前コース・解散地点を強制的に変更させた暴挙に対し、2・20申し入れ行動の主催者は地裁に「仮処分」申立等を行うなど、あくまでもデモの自由を追求する姿勢を取った。それにもかかわらず、地裁は主催者側の申立を却下するという判断を下した。
 当日の行動は新橋駅前SL広場での情宣から始まった。参加者たちは、本土のマスコミが伝えない高江で現在起きている米軍基地強化について、座り込み抗議行動を続ける地元の人々の安全を無視した危険なヘリパット建設工事強行の実態について、ビラやマイクアピール、歌、ラップ、太鼓、バナーなど様々な表現を通じて広場の人々
に伝えていた。
 それに対して警視庁愛宕署の警察官は広場で思い思いの表現行動を続けるわたしたちを取り囲み、指揮官車の上からわたしたちの声をかき消す大音量で「無届け集会をただちに解散しろ!」「東京都公安条例違反で検挙する!」などと高圧的に警告を
発してきた。
 不当なデモコース変更には従わず、参加者たちは歩道を歩いて申し入れ先のアメリカ大使館に向かった。しかしアメリカ大使館前には赤坂警察署が大量に動員され、大使館への申し入れは阻止され、その過程で二名の仲間が不当逮捕される事態となった。
 日米政府の利害を守るために、ひとびとの権利が侵害されるという事態が、これまでも沖縄や本土で繰り返されてきた。麻生国賠訴訟団が撤廃を要求する公安条例も、そもそもの成り立ちはひとびとの結集の力を恐れるGHQ占領軍と日本政府の合作であった。
 国際人権規約ならびに憲法によって保障されているはずの表現の自由が、公安条例体制の下で大きな足かせをはめられている現状がいかに不当なものであるのかを、麻生国賠訴訟団はこれからも広く訴えていく。また公安条例の違憲性を問う麻生邸リアリティツアー事件国賠訴訟を通じて、街頭行動の自由をわたしたちの当たり前の権利として実践する各地の仲間たちと連帯していきたい。
 路上は警察のものではない。警察は不当な身柄拘束をやめろ。わたしたちは路上の自由を取り戻す。わたしたちは二人の仲間を取り戻す。
 
麻生邸リアリティツアー事件国家賠償請求訴訟団
2011年3月2日
★逮捕された二名の一刻も早い奪還のために「2.20アメリカ大使館前弾圧救援会」が
動いています。http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/

★救援カンパのお願い
弁護士費用をはじめとする諸経費のために、どうかカンパをお願い致します。
郵便振替用紙に「2.20アメ大Q」と記入の上、以下へお振り込みください。
振込先:ゆうちょ振替
口座番号:00140−2−750198
口座名称:ミンナノキュー
*他銀行からのふりこみの場合
019(ゼロイチキュウ)店 当座 0750198